語り部、ノムさん
Column

語り部、ノムさん

第14号

QC7つ道具

作業分析ソフトをユーザーに説明するにあたり先方が何を求めどんな問題を抱えているかが導入の重要なポイントとなります。
作業改善ソフトの機能についてはみなさんすでにそれなりに勉強していると思いますがソフトを選定するときは最後の決め手はどこに置いていますか?

作業改善の手法で従来から使われていたQC7つ道具をご存知ですか。
現場ではQCサークル、ツールボックスミーティングなどが日常的に作業効率や安全確認・事故防止・品質の維持などを目的として行われています。
私も永年作業現場に従事していたのでこれらはとても重要な活動と理解していました。

C7つ道具は、まず現在の稼働状況からの把握に始まります。
次に問題点の抽出を行い分布や傾向、特性要因などを探ります。
そしてその中に隠された割合の大きい順に問題点を解決する糸口とします。

Time Prism製品ではユーザーからの聞き取り調査で
① チャート図の出力
② 項目別集計表
③ サイクル分析
④ パレート図

などでそれらを表せるようにしています。これらの機能はその他の類似するソフトではほとんど備えていません。
精確な時間測定が行われ作業の標準時間が判明した後はそれをどう活用していくかが大切です。作業改善はそれにどうやって取り組んでいくか、その解決手法としてQC7つ道具は問題解決の科学的技法だと言えます。
作業改善業務の担当者からよく聞かれる言葉ですが当社はまだまだレベルが低すぎる、取り組む姿勢やモチベーションが低いなどなど・・
QC7つ道具を使用してまずはQCサークル活動に取り組んでいただければおのずと結果が出てくるのではないでしょうか。作業改善ソフトTime Prismはこれらを分かり易く導く道具だと思ってください。
■ QC七つ道具
その技法には、1)特性要因図、2)チェックシート、3)ヒストグラム、4)散布図、 5)パレート図、6)グラフ ・管理図、7)層別 の7つがあり、総称を「QC七つ道具」と呼びます。